2014/10/16 更新
ホームページ(homepage)とは、ウェブブラウザを起動した時や、多くのウェブブラウザに存在するホームボタンを押したときに表示されるページの事です。または、スタートページとも言われています。
また、後述のように本来の意味から派生した用法もあります。
ホームページの用法には現在でも揺れが見られますが、おおよそ以下のように分類できます。
@ブラウザを起動した時や、多くのブラウザに存在するホームボタンを押したときに表示されるウェブページ。
本来の用法
Aウェブサイトの入り口、最上位階層にあたるページ
Bウェーブページの意。あらゆるウェブページ一般を指す
Cウェブサイト全体を指す意味として
Dさらに飛躍して、インターネットシステムそのものの意味
また「ウェブサイト」と「ウェブページ」も若干意味が異なる
ウェブブラウザ(インターネットブラウザ、WWWブラウザ)はWorld Wide Webでハイパーテキストのリンクを辿りながらウェブページを表示するソフトウェアのことを言います。単にブラウザ(browser)と呼ばれることが多いです。
ホームページという言葉は本来、ウェブブラウザを起動した際に表示されるウェブページの事を指します。
しかし、言葉の誤用が広まり現在では上記のように別の意味としても広く使われるようになり、辞書にも本来の意味と併せての用法を掲載しているものもあります。
日本などの一部の国では「ウェブサイト=ホームページ」が広く誤用されている。ウェブページやインターネット全般を指すのも本来の用法ではありません。
日本国内では、ホームページと称する場合、「ブラウザのホームボタンに登録されたウェブページ(本来のホームページの意味)」よりも、「ある特定のウェブサイトのトップページ」を示す用法、「ウェブページ」、「ウェブサイト」を指して使う傾向にあります。要するに、ウェブブラウザを通して見る物を全般的に「ホームページ」とひとくくりにするのに近い形で使われます。こういった用法がマスコミなどでも多様されたことが、誤った用法を広めることに繋がったと思われます。
最近では企業・個人を問わず、各種インターネットサイトでは「ホームページ」よりも「ウェブサイト」の表記が増えている傾向にあります。加えて更新が安易なブログが普及してきたことにより、個人の管理運営するウェブサイトの事を、
「ブログ」と呼ぶケースも増えてきています。
ただしそれは、そのウェブサイトを構築しているシステムがブログで構成されていなければ誤用です。
また、「インターネットのシステムそのもの」も誤用であり、インターネット初心者が使用することがある。例えば、一切インターネットブラウザを使わないインターネット電話やメッセンジャーサービスといったものを、「ホームページ」と誤用する場合です。
また、「ホームページ」は私的なイメージであるのに対し、「ウェブサイト」は公的、公式なイメージとして取り扱われる場合もありますが、本来の言葉の意味を考えると正しくはありません。
ホームページをウェブサイト全体という意味で使うことが多いのは、日本や韓国・ドイツなど一部の国で見られる現象です。アメリカでは、「ブラウザのホームボタンに登録されたウェブページ」 や 「ウェブサイトの入り口」の意味として限定的に用いられるのが一般的です。
「ホームページ」の省略形としてHP・ホムペなどといったものもあります。これらは単に省略して言っているだけなので、上記の用例の意味のままで、それ以上に意味が加味されたり、減るという事はありません。
ただし英語圏では「HP」は米国の企業、ヒューレット、パッカード社の省略名として定着しており、そのまま省略したのでは通じない場合もあります。
外国人が読むと思われる文章を書く場合はむやみに省略せずに書くか、「website」や「webpage」と明確に記載することで誤解は避けられます。
また、日本語でもHPは別の意味で使われることもあるので、注意が必要です。
2014/10/16 更新